日本の釣り人口が減りまくっているという。
90年代後半には、2000万人居た釣り人口が、10年前には1200万人、現在では700万人まで減っているという調査結果がある。
90年代は、かなりの釣りブームだったので、そこから数が減るのは当然だとしても、この10年の現象ぶりは、なかなかのものがある。
個人的には、そんなに釣り人が減っている気はしないし、もっと釣り場が空いて欲しいので、もっともっと釣り人には減ってもらいたいし、それに伴って釣り業界が壊滅的な状況になっても、別に構わないと思う。
しかし、今回は、この日本の釣り人口の減少を防ぐにはどうしたら良いかという立場に立ってみて、少しだけ考えてみた。
釣り人を増やすには、どうしたら良いかという議論が行われている場で、こんな意見を見かけた。
「美少女女子高生が釣りをするアニメを作れば一発だ。」
一見、ふざけたような意見だけれども、これはバカにできないアイデアだと思う。
例えば、女子高生がバンドをやるアニメが流行ったら、楽器が売れるようになり、楽器業界がかなり潤ったという話は有名である。
それ以外にも、山登り、キャンプ、自転車などを題材したアニメがあり、少なからず、それぞれの業界に好影響をもたらしていたりもする。
私は、アニメとは縁遠い暮らしをしているが、このような事例が耳に入ってくるくらいなので、結構大きな影響力があると言ってもいいのではないだろうか。
さて、このような影響力を信じて、もし美少女釣りアニメを作るとなったのなら、道具の描写はリアルにするべきだろう。
そうすれば、そのタックルに興味を持った人が買ったり、釣りを始める可能性があるのだから。オタクというものは、そういった細かいリアルな描写が好きそうなものでもあるし。
例えば、どんなリールを使ったら、良いだろうか。
絵になっても、はっきりと特徴が分かるような、ルックスに違いがあるような物が良いだろう。
そう考えると、スピニングリールは、やや厳しい気がする。昨今のスピニングリールは、遠目に見たら機種ごとにあまり特徴がなく、同じように見えてしまうからだ。
ベイトリールなら、まだ特徴的な形をしているものが多く、絵になりやすいかもしれない。ちょっと扱いの難しい物を、女の子が使いこなすというのも、良いエピソードになりそうだ。
リールは、ベイトリールを使うとして、魚は何を釣れば良いのだろう。
バス釣りは、池の水が抜かれまくってしまうような、最近の世の中の雰囲気的では、絶対に無理だろう。
ライギョなんかも、ベイトリールにはぴったりだけど、当然無理だろう。
シーバスも、東京など都市部では、岸からの釣りが禁止の区域が拡がりまくっていて、扱いにくいだろう。
カゴ釣りなんていうのも、ベイトリールが活躍するが、マニアックすぎて題材にしにくい。
こう考えてみると、道具はいい題材があるのに、なかなか良い対象魚が見つからない。
美少女釣りアニメが、未だに作られない理由は、実はこんな所にあるのかもしれない。(いや、そんなことはないだろう!)
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