釣りにゃんだろう

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釣った魚の撮影用携帯水槽(山波のキャプチャーなど)。

図鑑のような本を見ると、水中の生き物を観察するなどの目的で、薄っぺらい携帯水槽のようなものが、昔から使われています。

こういった物を使うと、水中での自然な状態を見られるため、学問の世界では都合が良いのでしょう。

近頃は、こういった物の釣り用の物がキャプチャーといった名前で発売されていて、魚を撮影する時などにも使おうという動きもあるようですが、どうなんでしょうか。

 

 

確かに、釣りの場面でも携帯水槽を使えば、魚を傷つけず、水中でより自然な色をした状態で、観察したり写真を撮ったりすることができます。

ただ、やはりどうしても絵としては不自然だと思ってしまうのは、私だけでしょうか。

自然の石などに囲まれた写真と違い、人工の樹脂に囲まれた中に閉じこめられた魚の姿は、水族館や図鑑の世界のようでとにかく不自然で、「釣りました」という感じがしません。

なんだか網で捕まえたような雰囲気さえしてきますし、「釣りの写真」としては、雰囲気もくそもないような味気ないものだと思います。

 

 

魚のためには良い物でしょうが、やはり私は釣りの写真は石などで魚を囲い池を作った中で撮り、少しでも自然の雰囲気をだしたいと思いますね。

魚の細部まで克明に記録するのが目的なら、こういった物を使うべきでしょうが、釣りの写真では魚の自然の中での迫力のようなものが重視されるわけですし、携帯水槽の利用は今後もなかなか受け入れられないのではないでしょうか。