私は、人に頼まれて畑に撒く肥料の袋を運んだ経験があるのですが、なかなか重いものでした。
私が運んだ肥料は、一袋だいたい20キロあるそうで、あまり力持ちではない私には、ずっしりと重く感じられました。
農業では、30キロとか50キロあるような物を運ぶこともあるでしょうから、こんな物は軽い方なのかもしれませんが、私には充分重かったですね。

しかし、そんな肥料袋を抱き抱えるように運んでいると、私は嬉しくなってきてしまいました。
それは、なんだか大きな魚を抱えているような気持ちになってきたからです。
私が釣るのが好きなサケ科の魚は、20キロあれば間違いなく大物ということになります。
だいたい長さでは、120センチ以上の魚になるでしょうし、そんなものが釣れたら、側転して喜んでよいレベルです。

ですから、20キロの肥料を抱えていたら、「魚もこれくらいの重さなのだ。これくらいの魚を釣るのだ」とはっきりとした目標を感じることができ、希望に溢れてきて嬉しい気持ちになったのです。
海で釣りをする人だって、20キロというのは良い魚の一定の目安にはなるはずです。
釣り人は、肥料袋でも持って、まずは目標とする魚の重さを実感してみてはいかがでしょうか。
大物の存在が、より現実的に思えて、釣りに対する希望が湧いてくるかもしれませんよ。