釣りにゃんだろう

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疲れる川、疲れない川。

というものは、色々な土地を流れているものです。
ごろごろとした玉石の転がる中や、ネチネチとした湿地の中や、巨大な岩が連なる中など、魚を釣るためには様々な川を歩いて釣りにいかなくてはなりません。

こういった色々なタイプの川を比べてみると、同じ距離を釣り歩くのでも、体力の消耗具合が違ってくることに気がつきます。

 

湿原の中を流れるような川は、足元がズブズブと埋まって歩きにくく、藪こぎをする機会も多く、一見体力を消耗しそうなものですが、実はそうでもありません。
こういったタイプの川は、高低差が少ない土地を流れていますし、足元に煩わしさはあるものの、落ち着いて歩みを進めれば、そんなに体力を奪われるなんてことはないものです。
釣りを始めると、どこまでもダラダラと歩いていってしまいたくなるようなタイプの川です。

 

それに比べると、石がゴロゴロと転がっているような川の方が、歩くのはずっと疲れます。
こういった土地を歩くと、石を登り降りし続けるために、足を常に高く上げ下げすることになり、平地を歩くのと比べると明らかに運動量が多くなります。
釣りの途中で、ちょっと石に腰かけて休憩してしまいたくなってしまうタイプの川です。

日頃から運動が足りていない人なら、息が切れてしまうこともあるかもしれませんし、次の日は筋肉痛必至でしょう。

そして、河原に転がっているものが石から岩へと大きくなるほど、同じ距離を歩くにも登り降りする運動量が増えて、より体力を奪われることになります。

 

このように、川釣りと一口に言っても、その流れる土地の地質によって、必要な体力は違ってくるものです。
体力に自信がない人には、平地の足元が土や泥の川が向いているでしょうし、体力に自信がある人には大岩がゴロゴロとしている高低差が大きい川が向いているのかもしれません。

釣り場を選ぶ時には、こういった観点からも考えてみると、より自分に合った釣り場を見つけられるかもしれませんね。