釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

何日もかけて辿り着く釣り場。

釣り人の中には、家のすぐ近所で釣りをする人もいれば、何時間か車を走らせて釣りに行く人もいるかと思います。

だいたいの釣り人は、このくらいの距離感の釣り場で釣りをすることが多いでしょうが、いよいよ釣りに狂ってくると国内線の飛行機やフェリーに乗って、遠くまで釣りに行くことになります。

 

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さらに、どうしようもなく釣りに狂ってくると、国際線の飛行機に乗り外国に行き、さらに小さな飛行機に乗ったり、船や車や馬に何時間も乗り、釣りをするだけのために何日もかけて地の果てのような場所まで行くことになります。

そこまで釣り狂いではない人達からしたら、どうして、たかが魚釣りのために、そんなことまでするのか?と理解不能に思うかもしれませんが、これが中々たまらないものなのです。

 

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釣り場に辿り着くまでに何日もかかり、「いよいよ明日は魚釣りができるぞ」となった時の、希望に満ちた高揚感は、近場で釣りをするだけでは決して味わえない独特のものです。

そして、その道程が困難に溢れ長ければ長いほど、この高揚感は大きくなり、生涯忘れ得ぬほどの貴重な体験となるでしょう。

たとえその後、ろくに魚が釣れずに、どんなに惨めで虚しい思いをすることになったとしても、人生において、あれほど希望を見出だせることはそうそうないですから、味わっておいて損はないものだと、私は思います。