釣りをしない人や釣っても魚をよく見ていない人には理解できないかもしれませんが、魚の顔つきは一匹ごとに結構違いがあるものです。
目の位置や顔の作りなど、同じ種類の魚でも、それぞれに違いがあり個性があるのです。
また、顔だけでなく、身体やヒレや模様にも特徴があることが多く、そういった情報から判断すると、同じ魚を2度釣ったのではというようなことまで考えられるようになります。
それから、釣り雑誌などの写真を見ても、「これとこれは同じ魚の写真だ」と簡単に分かってしまうこともあります。
このように、見る人が見れば、魚の個体というものは、結構判別できてしまうものなのです。
それなのに、ルアーメーカーなどには、同じ魚の口に違うルアーを付けて撮影したりして、「魚の使い回し」のようなことをしていることがあるようです。
実際に、この使い回しが写真を見たユーザーにバレてしまい、人気が急落したメーカーがあったくらいですし、実はバレずにやっているなんてメーカーはまだまだあるのではないでしょうか。
インチキもバレなければ、それで商売が上手くいくので良いのかもしれませんが、魚の顔は個性的で嘘をつきません。
ちゃんと見られてしまえばバレることがほとんどでしょうから、あまりこの手のインチキはしない方が懸命なのではないでしょうか。
皆さんも、やたらと釣果をひけらかすようなメーカーがある時には、よく魚の顔を見て見てはいかがでしょうか。
インチキを発見できて、ちょっと面白いかもしれませんよ。