釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

魚の視力は0.1程度だが…

というものは、魚種によっても違うようですが、視力が0.1程度のものが多いようです。
この程度の視力ということは、魚はルアーやフライなんかの細かい部分は見えていないはずです。

それにしては、ごく小さなフライをじっと見て、偽物だと判断する様子も見られたりするわけで、ちょっと不思議な気もします。

 

 

魚がこのように、細かなかことに気づくことがあるのは、おそらく視力だけに頼って物事を判断しているわけではないからと思います。

我々人間は、物の形を判断する時に視覚だけに頼りがちですが、魚はもっと違った感覚も利用しているのではないでしょうか。

 

紫外線が分かる魚もいますし、側線から感じる水の振動とか、人間と同じような視覚だけの情報以外にも、物の形を判断する情報はあるのかもしれません。

その結果、細かい部分は見えていなくても、魚独自の形を判断する感覚で、小さな物を偽物だと判断したりできるのかもしれません。
簡単に言うと、視力は悪くても物の雰囲気で見破るような力があるのだと思います。

 

 

ですから、魚を騙したかったら、視力が悪い魚には見えないような細部よりも、もっと全体的な雰囲気を重視する必要があると思います。

ルアーやフライをリアルに作りこむことよりも、動きや形が、なんか虫っぽい、なんか魚っぽいというような、雰囲気が大事なのではないでしょうか。