釣りにゃんだろう

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国内で釣りをするのに遠征と言う人がいる違和感。

遠くに釣りに出掛けることを、釣りの世界では遠征と呼ばれているようです。
主に宿泊する必要があるような釣行に、この言葉が使われているようですが、私はこの言葉があまりにも軽く使われ過ぎている気がしてなりません。

そんなに遠くか?

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私がおかしいと思うのは、国内でもちょっと隣の県とか、下手をすると同じ都道府県内での釣行なのに遠征という言葉を使う人がいる点です。

遠征と言うくらいなのですから、遠く行くという意味があるはずなのに、これではちっとも遠くに行っていないのではないでしょうか?

道路も交通機関も発達した今の日本なら、何百キロか移動した程度なら、そんなに遠くに行ったとは言えないはずです。

 

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昔、気合いの入った人が、毎週末東京から飛行機に乗って北海道に釣りに来ていましたが、その気になれば国内ではこれくらいのことができてしまうくらい、この国は狭いのです。

ですから、ちょっと隣の県に行くような釣りで遠征と言っているなんて、あまりにもスケールが小さすぎるのではないでしょうか。

おそらく、あまり遠くに行くわけでもないのに遠征という言葉を使うような人達は、日頃から地元の限られた場所でばかり釣りをしている人に多いのではないでしょうか。

 

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これは、本当にもったいないことだと思います。
日本は狭いとは言え、様々な釣り場があり、その数だけ様々な釣り方があり、また様々な素晴らしい魚が待っているのです。
いつもより、ちょっと足を伸ばすだけで、そういった釣りを体験できて、自分の釣りの幅を拡げることができるのです。

ですから、軽々しく国内で移動することを遠征と呼び、地元の近辺ばかりで釣りをしていないで、「国内移動は普通の釣り」だと思うくらいの気持ちで釣りをした方が、もっと豊かな釣り人生を送ることができるのではないかと、私は思います。