私は、釣りが好きですが、あまり積極的に「趣味は釣りです」と他人に言う気にはなれません。
これは、自分が釣りをする人間側でありながら、「日本の釣りってダサくてカッコ悪い」と思っているため、釣りをすると思われるのが恥ずかしくてたまらないからです。
今日は、この「釣りダサい問題」について考えてみましょう。
なんでそんなに下品で低脳そうなんだ？
「釣り＝ダサい」というイメージが世間に定着してしまっている原因は、テレビの釣り番組やネットの動画にによるところが大きいと思います。
「変な格好をしてサングラスをかけた、ヤンキーみたいな若者や汚ならしい茶髪の中年達が、ギャアギャア騒ぐ」というものが、テレビ番組や動画の主流でしょう。
こうしたものを目にした、大部分の善良な市民達はどう思うでしょうか？
「下品で低脳そうだ」だと思うのではないでしょうか。もっと簡単に言ってしまえば、「アホらしい」と思うのではないでしょうか。
自分が釣りをしていなかったら、私は間違いなくそう思います。
実際には釣りは、かなり頭を使うことであり、アホな人には上手くできないものなのですが、ああいった服装や態度で騒ぎ、それを電波やネットに流すことで、釣りを下品で低俗なものに貶めてしまっているのではないでしょうか。
実際に問題行動のある釣り人も多い。
テレビやネットで釣り人のアホらしさを広めるだけならまだ良いのですが、釣り人の中には実際に世間に迷惑をかけてアホさをアピールする人達も少なくありません。
迷惑駐車をする、夜中に騒ぐ、立ち入り禁止の場所に入る、ごみを捨てる、木を勝手に切る、フェンスを壊す、畑や牧草地を荒らす、密漁をする…などなど。
上げはじめたらキリがないほど、迷惑なことをして悪態をつくような人々が釣り人の中にはいます。
どんな趣味にしても、一部はマナーの悪い人がいるものでしょうが、その「一部」が釣りでは多過ぎる気がしてなりません。
もう完全に「釣り＝アホらしくてダサい」というイメージは世間に定着してしまっていますし、「バカは死んでも～」と言うくらいですから釣り人にマナーの向上を望むことは無意味でしょう。
このような状況なのですから私は、釣りが趣味だとはあまり自発的には言わず、できる限り釣り人とは関わらないようにして、こっそり一人で釣りを楽しむのが得策だと思っています。
みなさんも、釣りが趣味だとはあまり言わない方が賢明だと思いますよ。
それだけで他人から嫌われるようなイメージを、日本の釣りは世間一般には抱かせているのですから。
