路線バス乗り継ぎの旅というようなテレビ番組があります。
これは、事前調査なしで路線バスだけを乗り継いで旅をして、期日までに最終目的地を目指すという番組ですが、私は旅好きなので、暇な時にはついつい見てしまいます。
いつかも見ていたら、出演者である漫画家の蛭子さんが、ゴールできるか心配している宇垣美里(美人はロケだとさらに美人に映りますね)に、「大丈夫だよ、おれは引きが強いから、いつもだいたいなんとかなる」というようなことを言って笑っていました。
それを見て「さすがだな」と、私は唸ってしまいました。
蛭子さんは、競艇などのギャンブルが好きなことで有名です。
やはり、このように「自分は運が良い」と思えるような人にしか、ギャンブルに熱中することはできないのではないでしょうか。
ギャンブルは不確定要素が多く、結局は運に任せることになる可能性が小さくありません。
根拠などなくても、自分は運が良いとでも思っていなければ、とてもやっていられたものではないでしょう。
蛭子さんのような「自分は引きが強いからなんとかなる」と前向きな考え方は、まさにギャンブル向きの思考と言えそうです。
さて、この「自分は運が良い」という、何の根拠のない自信のようなものは、釣りをするのにも必要なものではないでしょうか。
以前書いた気もしますが、釣りとギャンブルというものは、非常によく似ています。
その結果は、運次第であることが少なくないのです。
釣り人は、あれこれ考えたり、あれこれ工夫したりするものの、結局は釣りにおいて運以上に力を持っているものはないということに、内心気づいているはずです。
ですから、なかなか魚が釣れない時でも、「なんだかんだ言って、最後には自分には釣れるんじゃないか」というように、自分には運があると思えないと、根気よく釣りを続けることはできないかもしれません。
実際に運が良いか悪いかは別としても、「自分は運が良い方だ」と思えることは、成功するまで釣りを続けるために必要な能力だと思います。
ですから、釣れても釣れなくても、前向きに「自分は運が良い」と思い続けることは大切だと私は思います。