川や湖で水の中に入ったまま、ルアーやフライやリーダーやティップなんかを交換するということは、釣りをしているとよくあります。
一歩間違えば水の中に色んな物をぶちまける可能性がある危険な行動ではあるのですが、いちいち水から出てやるわけにもいかないから困ったものです。
ジャブジャブ水から上がると、魚が釣れなくなってしまうこともありますし、慎重に水の中に立ったまま作業するしかないわけです。
この時には、「落とすなよ落とすなよ」と自分に言い聞かせながら、落ち着いて作業しようとするわけですが、そうしているのに「あっ」と物を落としてしまうことがたまにあります。
どうも人間というものは、あまりに失敗しないように意識し過ぎると、かえって失敗するみたいなところがあるのではないでしょうか。
ですから、水の中に立って作業をする時には、あまりに気合いを入れて慎重にやるのはよくないのかもしれません。
あくまで自然体で、さっさと作業した方が、実は失敗は少ないのではないでしょうか。
まあ、そうやってみたら、ガシャーとケースなんかをひっくり返して、もっと大惨事になる可能性もあるわけですが…。