釣り人にとって釣り竿が折れるということは、なんとも悲しいことですよね。
私は、小学生の時以来ロッドを折ったことはありませんが、今でもその瞬間をよく覚えているほど、テンションがタダ下がりになったものでした。
ロッドが折れる原因は、釣り人側にあることがほとんどですから、釣り人は悲しみや怒りを自分自信にぶつけるより他にないわけですが、折れた部分によってはそこまで悲しんだりする必要はない気がします。
修理が簡単な穂先折れ。
ロッドで一番を折れることが多いのは、一番細い穂先の部分(ティップ)ではないでしょうか。
穂先は一番弱い部分ですし、巻き込みすぎたり、ぶつけたりすると、簡単に折れてしまうことがあります。
しかし、この部分が折れたのなら、修理は簡単にできますし、まだまだロッドは使うことができるので、あまり悲しむ必要はないと思います。
まず折れた部分の径を測り、それにあったトップガイドを買います。
後は、エポキシボンドや穂先修理用の接着剤など、適当な好みのものでガイドを接着すれば、修理完了です。
ロッドは短くなってしまったので、多少は調子が変わってしまうでしょうが、使えなかったり魚が釣れなくなるほどのことはないはずで、慣れてしまえばなんてことはないでしょう。
強度的にも、少し気になるところはあるものの、普通に魚を釣るには問題ないことがほとんどのはずです。
ガイドのセッティングが狂ってしまうと気にする人もいるかもしれませんが、ガイドなんてそれなりの数が付いていれば、実はそこまで差が生まれるものではないですから、どうでもよいことでしょう。
そんなわけで、ロッドは穂先が折れても、ちょっとはダメになるものの、すぐに修理できてまだまだ使えるものなのです。
これが、ど真ん中とか根元から折れたりすると、なかなか素人には修理できるようなことではありませんし、専門の業者に頼むと高額になってしまいます。
保証期間内なら免責価格で新品に交換したり、そうでないのなら普通に新品を買った方が安いことも多いです。
余程思い入れのあるロッドでない限り、修理は諦めた方がよいということになってしまいます。
それから、穂先が折れているロッドは、ジャンク品として格安で買えることが多いです。
こういったものを入手して自分でトップガイドを付けてしまえば、格安でそれなりに使えるロッドを手にすることもできるはずです。
私は、高価なロッドが穂先が折れて激安で売られていると、喜んで買ってしまうほどです。
以上のように、ロッドの穂先が折れるのは、折れる部分としては一番マシな部分だと言えるのではないでしょうか。
折れたらもう使えないと思い捨ててしまうのはもったいないことですから、あまり悲しまずに修理してみてはいかがでしょうか。