釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

一生のうちで釣りに行ける回数。

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あなたは、年間何日くらい釣りをしていますか?
あと何年生きられると思いますか?
こういったことを考えてみると、私たちは非常に限られた時間しか持ちあわせていないのだと、しかりと実感することができます。

 

あと何回釣りに行けるのか。

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このブログに辿り着いたほど釣りが著しく好きな人(釣りキチ)なら、だいたい一年間で100日くらいは釣りをするのはないでしょうか?

土日などの休日や、ちょっと空いた時間などを釣りだけに捧げれば、十分可能な数字だと思います。

仕事の前や後にも毎日のように釣りをする人ならば、1年で300日くらいは軽く越えることも珍しくないのかもしれません。
まあ、それはホントにちょっとイカれたレベルの人なので置いておいて、頑張って釣りばかりしても、年間100日くらいということにしておきましょう。

 

 

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さあ、後はこの100日に、あなたが生きて健康で釣りを楽しめそうな年数をかければ人生であと何回釣りができるのかが、だいたい分かってきます
「100日も釣りをする暇はないよバカ!」という方は、自分の平均年間釣行日数に、残りの釣りができそうな年数をかけていただければと思います。

体力の個人差や釣りのジャンルによっても、現役でいられる年齢は違ってくると思いますが、「なんだか思ったより少ないじゃないか」と思う方が多いのではないでしょうか。

 

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私は、実はあんまり釣りに行かないので、一年で釣りをする回数は、せいぜい50日くらいです。
不慮の事故や急病等がないとして、あと10年くらいはなんとか健康でいられるのではないかと思います。
そうなると、あと500回釣りに行くと人生はおしまいです。次に釣りに行ったら、残りは499回です。さらにもう一回行ったら…

なんだか、かなり限られた回数、限られた時間、限られた場所にしか釣りに行くことができない気がしてきます。

トラウト系の釣りで有名な本波さんという人は、このような計算をして、「このままでは自分が望むだけの釣りをする時間がない」と思い、勤めていた鉄道会社を辞めたというような話を、何かの雑誌で語っていたような記憶があります。

釣りが著しく好きな人で、遊びではなく本気で釣りをしている人なら、そういう選択をするのも納得ですし、釣り人の一つの生き方としては、とても良いモデルケースなのではないのでしょうか。

 

無駄にできる日はない。

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「もう来年は、この場所に来られないかもしれない」
「これで、ここで釣りができるのは最後だと思う」

そのようなことを語った高齢の釣り人に、私は何度か水辺で出会ったことがあります。
そう語った人々は、焦って釣りをする様子もなく、風や緑や水や魚との出会いを、じっくりと噛み締めているようでした。


哀しみと喜びが複雑に絡み合ったような彼らの釣りは、なんとも心を打つものがありました。
物事には終わりがあるから美しいのだと、思わずにはいられませんでした。

 

あと何回釣りができるのか考えて、焦る必要はないのかもしれませんが、必ず終わりがくることを知っておくことは必要なのではないでしょうか。
その上で、じっくりと土や水の匂いを感じられる喜びを噛み締めて、一匹一匹の魚と丁寧に向かい合いたいものだと、私は思います。
ラスト500回目は、何処に行き、どんな魚に会いに行こうか、よくよく考えて貴重な1日を大切にしたいと思います。