タレントやアイドルのような人達が、ちょっと釣りをしてみるといった内容のテレビ番組はちらほらと見かけられるものです。
そういった時には、かなりの高確率で、「Ｄ」という特徴的なロゴの入ったダイワのライフジャケットやウェアを着ています。
それから、釣り具の方も、どうやらダイワの物であるようなことが多いです。
こういった様子から察するに、どうやらダイワは自社製品をテレビ番組などに提供するルートをしっかりと持っているらしく、メディアに露出させるのが上手なようです。
ライバル会社のシマノの物が、こうした場面で使われていることは、ほとんど見たことはありませんから、ダイワはこうしたアピール戦略が得意なのではないでしょうか。
そうは言っても、こうしたことをしていて、製品の販売アップに繋がることってあるのですかね？
「ちょっと釣りを始めてみようかな」と思った時に、「テレビで見かけたことがあるから、このＤの字の付いたメーカーの物にしよう」と思う人が、どれくらいいるのでしょうか？
そんなに多いとは思えませんが、全くいないとも思えません。
広告とか宣伝なんてものは、この程度の効果しかない、地道な作戦なのかもしれませんね。
日本の釣り人は、ダイワかシマノのどちらかのファンであることが多いですが、どうも実際の釣り場で釣り人を観察した感覚では、シマノ派の方が多いような気がします。
特にある程度長いこと釣りをしているような人は、シマノ派がほとんどのような気がします。
しかし、実際にはこの２つのメーカーはいい勝負をしているようですから、ダイワは地道なメディア露出作戦が効いていて、新規ファンの獲得ができているのかもしれません。
そういえば、最近は若い人にダイワ製品を使っている人が結構多い気が、しないでもないです。
まあ、私はどちらの会社にも興味はないですし、「両方潰れれば面白いのにな」と思っているくらいですが、宣伝の仕方に違いがあるようで、ちょっと興味深いところではありますね。
