近頃、コロナの影響で釣りをする人が増えているらしいです。
確かに、去年の夏頃から私も「なんだか妙だ」と、釣り場の状況の変化を感じていたところではあります。
管理釣り場と言うよりは昔ながらのマス釣り場といった雰囲気の、近年はあまり人気がなかったような釣り場の横を車で通ったことがあったのですが、平日にもかかわらず信じられないくらいの大盛況でびっくりしてしまいました。
それから、今までお客を一人も見たことがなかったような寂れた小さな釣り堀にも、ガンガン途切れることなく都会のナンバーの車が押し掛けてきていて、さらにびっくりしてしまいました。
川で釣りをしていても、「初めて来たんですけど」と話しかけてきて、あれこれと訊ねてくる人が、去年は何人もいました。
去年までは、私はこのような人達に出会ったことはなかったので、明らかに今まであまり釣りをしていなかった人が釣り場に増えているようです。
このように人ごみを避けて釣りをする人が増えたのは結構なことかもしれませんが、正直「全然密を避けられてない」ような状況になっていることも多い気がしてしまいます。
管理釣り場や釣り堀や堤防などに釣り人が密集している様子は、どう考えても密ですし、まだ街に買い物に出掛けた方が人との接触は少ないレベルに見えます。
屋外ですから感染リスクは低いのかもしれませんが、褒められた状態でないことは間違いないはずです。
こんなことは、ちょっと考えれば誰でも分かることのような気もしますが、それが分からない人が、世の中には沢山いるのでしょう。
国会議員だろうと会社員だろうと、物事を考えて理解することできないバカな人は一定数いるようですから、どんな対策をしようがウィルスを封じ込めるなんてことは、この愚かな人類には無理だったのだと思います。
それでも、バカではない人だけでも、できる限り感染リスクを避ける行動をとることが良いには違いないはずですから、まともな人間なら釣りをする時にも少しだけ気を付けたいところです。
・釣りには一人で人の少ない場所へ行く。
・公共交通機関は利用しない。
・人の居る場所にできる限り立ち寄らない。
この三つのことさえ守れば、釣りはこの時代においては最高の趣味だと言えると思います。
そして何より、そういった釣りは、人に囲まれて釣りをするのよりも、何倍も気持ちの良いものです。
誰もいない川の真ん中まで立ち込んで釣りをしていれば、完璧なソーシャルディスタンスが達成できます。
空と水に挟まれて過ごす時間は、世の中のウィルス騒ぎを完全に忘れさせてくれるものです。
せっかく釣りをするなら、このように人とは関わらないようにするべきなのではないかと、近頃のちょっとおかしな釣りの流行り方を見ていると思ってしまいます。
