世の中には、休日となると、お金を払って物を買ったり、サービスを受けたり、観光したりするくらいしか楽しみがない人が沢山いますが、そういう人達はお金を使わずに楽しめることを知らないまま大人になってしまったのだと思います。
お金を使わなくても、自分の頭で考えたり、自分の手で作ったり、自分の身体を動かすことで楽しめることは、沢山あるのですし、そういった楽しみこそ、精神的な豊かさを生むものでしょう。

とりあえずお金を出せば、誰にでも手に入れたり体験できるようなことで喜んだところで、そんなものはありふれた薄っぺらなものでしかないわけです。
それよりも、自分自身で自分だけの楽しみを、つくったり見つけられてこそ、真の喜びを感じられるでしょうし、それを探すのが人生というものなのではないでしょうか。
釣りは、釣り具を買ったり、釣り場に行くためにお金がかかったり、多少はお金を使うものですが、それ以上に自分自身で様々なことをしなければ、魚は釣れないものです。

毛鉤や仕掛けを手作りしたり、どうしたら釣れるのか毎日考え続けたり、釣り場を歩き回ったり、水の流れと対峙して工夫をしたり、自分から動いて様々なことをして、ようやく魚という喜びと巡り逢うことができるのです。
この喜びは、ただお金を出せば誰にでも手に入る喜びとは違い、自分が死ぬ時にも「ああ、あの時釣れてよかったな」と思えるくらい、深く心に残るものになるでしょう。

何かを消費することしか楽しみを知らない人達は、一度釣りでもしてみてはいかがでしょうか。
ただお金を払っているだけの楽しみとは違う喜びを、知るきっかけになるかもしれませんよ。