昔の釣りの雑誌の写真なんかを見ていると、釣った魚の隣にタバコの箱を並べて撮っているものがよくあります。
おそらく、当時は今よりもずっと喫煙率が高く、釣り人なら誰でもタバコの箱を持っているような時代で、大きさの比較対象として写真を撮る時に隣に奥にはぴったりの物だったのでしょう。
まあ、それにしても、あまり趣味の良い写真ではありませんね。
こういった時代の写真は魚が絶命していることがほとんどですし、目が飛び出したり変色していたりして痛々しいですし、魚の横にタバコの箱があるなんて不自然でしかありません。
昭和の時代の釣りの野蛮さを、見事に表したような構図だと思います。
今の時代だったら、とてもで「良い写真だな」と思う人はいないでしょうし、こんな写真を撮ろうとする人はいないのではないでしょうか。
ところが、今でも僅かにこういった写真を撮る人もいるようです。
田舎の釣り具屋などには、未だにこういった写真が張ってあることがありますし、たまにネット上でも見かけることがあります。
もういい加減、こういった虐殺系の写真は止めた方が良いと思うのですが、根強くこういった文化が残っている土地はあるようで、恐ろしいったらありゃしないです。