釣りにゃんだろう

猫のように気まぐれに 独断と偏見に満ちた釣り情報をお届け

家にいるうちから釣れた気になっている。

私は、どこかに釣りに行こうかと考えだすと、まず「あそこであれでこうして」と使うタックルや使うルアーやフライや釣り方まで、頭の中で決めてしまいます。

そして、それで実際に大きな魚が釣れてしまい、取り込んで写真を撮るところまでイメージしてしまうわけですが、なんとも子供っぽい思考だなと自分でも思ってしまいます。

現実ではそんなに上手くいくことは少ないわけですし、夢のようなことを考えているだけであり、これでは「なんでも上手くいくと思い込んでいる小さな子供」とやっていることは同じでしょう。

 

ところが、この夢のような想像が実現してしまうことが、釣りではあることにはあるのです。
家にいる時に頭の中に描いていた魚を釣るまでのイメージが実現してしまうことが、年に何度かはあるものです。

これほど素直な子供の夢のようなものが叶うことって、他の趣味ではあまりないことなのではないでしょうか。
例えば、「明日のマラソンで優勝しちゃうぞ」なんて子供のような夢を描いたところで、余程のレベルの人でないと実現は不可能でしょう。

しかし、釣りならば、夢見がちな子供の妄想のようなものが、案外実現してしまったりすることがあるわけです。

 

こう考えてみると、釣りは誰もが主人公であり、誰もがヒーローになれて、気軽に夢を叶えられる、子供のような素直な心を持った人にはぴったりなものなのかもしれません。

ちょっと前に、私が母親に「お高い体組成計に載ったら、身体年齢が中学生くらいだった」という話をしたら、「精神年齢が出たんじゃないの」と言われてしまいました。

釣りが夢見がちな子供のような人間に向いているものだとすれば、こんなことを言われてしまう私が釣りが好きなのも、なんだか納得できるような気がしないでもないですね。