魚というものは、時期によって色を変えるものです。
産卵期が近くなれば婚姻色になったり、冬場の低水温期になれば、サビと呼ばれるような黒ずんだ色になったりします。
こういった魚は、釣ってもあまり自慢にはならないでしょうし、何よりもあまり美しくないでしょう。

婚姻色が出ている魚は、産卵期の魚を釣っていることになるのですから、魚の保全の点から考えれば、決して誉められたものではないはずです。
それから、サビの出た魚も、冬場の低活性で元気のない魚ですから、釣ってもあまり面白くもないでしょうし、見た目も残念でしかありません。
ですから、魚というものは、出来る限り産卵期や冬を避けて釣るべきなのでしょう。
魚種によっては、秋には一週間程度で急に渋い色に変わってしまったりしますから、急いで釣った方が良いということがあります。

綺麗な魚を釣りたかったら、釣りに行くのを先伸ばしにすることはできないわけで、他の事よりも釣りを優先するべきでしょう。
そんな理由をつけて、私はあらゆることを放り出して釣りに行ってしまいますが、その魚種が産卵期でなければ魚の色が綺麗ではない時期も、結局は釣りに行きたくはなってしまい、「色がなぁ」なんて言いながら釣ってしまっています。
というわけで、私は結局いつでも釣りに行ってしまうダメ人間であり、「魚の色が綺麗なうちに釣りに行こう」なんて考えは、その時に釣りに行くための言い訳でしかないのかもしれません。

このように、釣りに行く理由は考えればいくらでも見つかるものですし、それで自分を納得させれば、気持ち良く釣りにでかけられるものです。
そんなことばかりしていると、大変なことになるかもしれませんが、釣り人は釣りに行く理由を探すのには長けているということでしょうね。