釣りにゃんだろう

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最近のベイトリールは、簡単にはバックラッシュしないのだろうか。

NHKの「釣りびと万歳」という番組を見ていたら、ほとんど釣りをしたことがない俳優さんが、ルアーでのナマズ釣りをするという回がありました。

この番組は、「釣り兄貴」と呼ばれるその釣りに詳しい人が、釣り方を教えてくれるのですが、そのナマズ兄貴は、釣り超初心者の俳優さんに、なんといきなりベイトタックルを使わせたのです。

 

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ベイトリールというものは、ちょっと扱いが難しく、失敗するとバックラッシュという現象が起きてラインがぐちゃぐちゃに絡まり、釣り続行不能になるものですから、「ずいぶん冒険するなぁ」と私は心配になってしまいました。

しかし、そんな心配をよそに俳優さんは、かなりぎこちない動きながらも、無事にキャストを繰り返すことができていましたし、手元が見づらい夜釣りまでこなして、ナマズを釣り上げていました。

ライントラブルの場面はカットされている可能性があるにしても、サミングをしないような適当なキャストでもバックラッシュが起きていない場面は沢山ありましたし、それなりに普通に釣りになっていることがほとんどでした。

ナマズ用のルアーはかなり重量があり投げやすいにしても、これはちょっと予想外でした。

 

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このように私の考えとは、全く異なる展開を見せたことは、私のベイトリールに対する考え方が古過ぎたことが原因かもしれません。

私が一番最近使ったことのあるベイトリールは、何十年も前に作られた古いアンバサダー5500Cというものです。
このリールでは、あまり軽いルアーは投げられませんし、キャストする時には親指でサミングをしてラインコントロールしないと使いこなせません。

このようなリールを基準にベイトリールというものを考えていたのですが、この番組を見た様子では、どうも最近のベイトリールは、このように指先で微調整が必要になるようなことがないくらい、ブレーキシステムがよくできているようです。
ロッドの持ち方も分からない人にいきなり投げさせても、それなりに扱えて、夜釣りで魚が釣れてしまうくらいなのですから、相当扱いが簡単になっているとしか思えません。

 

なんだか、いつの間か完全に時代に取り残されているのだなぁと、私は思ってしまいましたが、わざとそうしているようなところもあるのかもしれません。
わざわざ自分が生まれる前の時代に作られた道具を集めて、それを使いこなして魚を釣ることを楽しんでいるのですから。