釣りにゃんだろう

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釣った魚をリリースする時は、魚が下を向いているうちに逃がしましょう。

魚を釣って写真を撮って逃がしていると、あることに気がつきます。
それは、横に寝かして写真を撮った場合、魚の視線が下(腹側)を向いていることが多いことです。
今回は、この現象について考えてみたいと思います。


下を向いている時は元気。

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釣った魚を寝かして写真を撮っていると、視線が下を向いていることがほとんどなわけですが、その後リリースすると、だいたいは元気良く勢い良く游いでいきます。

水を張った池の中に寝かして写真を撮っていれば、魚体を水中で支えて泳ぎだすのを待つなんて必要もなく、一瞬で泳ぎ去ることが少なくありません。

このような経験から、魚の視線が下を向いているのは元気な証拠だと私は思い、魚が下を向いているうちに逃がすことにしています。

 

魚が下を向く原理。

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このように魚を寝かした時に視線が下(腹側)を向いているうちは元気だということは、私が経験上から感覚的に導きだしたことです。

しかし、これはどうやらそれなりに根拠があり正しいことなのかもしれないのです。

魚は、基本的に水底と水平に視線を自然に保つようにできているため、横に寝かした場合は、目線が地面と平行になるように動き、下を向くのだという説を聞いたことがあります。
この説か正しいのなら、写真に写っていない側の目は、上向き(背側)を向いているのかもしれません。

このような目の動きは、 魚の生体の反射的なもので行われているでしょうし、魚が正常に生きていなければ、動かないものでしょう。
魚が弱ってしまい生命活動が行われなくなれば、反射的に目が動くことはなくなるのではないでしょうか。

その証拠に、弱った魚や死にかけの魚は、視線が横(体側)を向いていて、いわゆる死んだ魚の目に近い状態になっているのだと思います。

 

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このように、どこまで正しいのかは、ちょっと私には分かりませんが、魚を寝かした時に視線が下(腹側)を向いているのは、まだ魚が元気な証拠だと思います。
魚を元気なうちに逃がしたいと思ったら、視線が下を向いているうちに、速やかに逃がすのが良いのかもしれませんね。