猫を飼っている方にはお分かりいただけるかと思いますが、猫は年中毛が抜けまくります。
うちの猫は、ブラシをかけてもらうのが好きなようなのですが、毎日大きな毛の団子ができるくらい毛がとれるのです。
これだけ大量にあると何かに使えそうですから、捨てるのももったいない気がしてきます。
こういった猫の毛を使ってフェルト作品を作る人もいるようですが、釣り人なら「これ、釣れるんじゃないか？」と、考えだすのは自然な流れなのではないでしょうか。
ウサギなどの毛でフライを作るのは定番なのですから、猫の毛でだって作れそうですし、釣れそうなものです。
そこで、私は適当に猫の毛をダビングして、雑なニンフを作ってみました。
見た目は、毛玉のゴミみたいな感じですが、まあそれなりに釣れそうです。
先日、ちょうど良い具合に魚の反応が見えるような淵があったので、この猫ニンフをひょいっと投げてみました。
ウェイトを多めに巻いていたので、いい具合に魚の目線まですぐに沈み、スーッと流れに乗ってフライが移動していくと、一発でヤマメが食いつきました。
その魚はバラしてしまったのですが、再び猫ニンフを投下すると、またもヤマメが反応し釣れました。
そんなわけで、今までのところの結論としては、猫の毛のフライは普通に釣れるようです。
おそらく管理釣り場なんかで、これをペレットのようにポトンと落としてみれば、入れ食いになるのではないでしょうか。
それから、フライの製作の得意な人なら、もっと色々なフライにも猫の毛を活用できるのではないでしょうか。
猫さえ飼っていれば、無限に手に入るマテリアルですから、とてもエコですし、自分の猫と協力して魚を釣っているような気がしてきて嬉しいものですから、猫の毛でフライを作るのは、結構おすすめです。
