釣りにゃんだろう

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フライキャスティングを教えてお金をとるなんておかしい。

たまにショップや個人などが、キャスティングスクールやキャスティングクリニックなどと謳いフライキャスティングを有料で教えていることがあります。

これは、ちょっとどう考えてもおかしい話ですし、あまり良い商売とは言えないのではないでしょうか。

 

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フライフィッシングをする上でキャスティングするというのは、最初の一歩なわけで、誰もが習得しなければならないことです。(実際にはろくに投げられなくても釣れることも結構多いですが…)

高額な道具を買わされた上に、お金を払って教わらなければ始められないなんてことが、他の釣りにあるでしょうか。
そんなものはないはずですし、フライフィッシングだって、所詮は釣りなのですから、ちょっとは難しいとしても、本来はわざわざお金を払って教わるほどのことをしなくても、誰でも気軽に始められるもののはずです。

それを「最初はお金をとって教えます」なんてしてしまったら、沢山の人に難しいものだと誤解され、始めるまでのハードルが高くなり、やってみようと思う人が減ってしまうのではないでしょうか。

 

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これは、より気軽なイメージのあるテンカラ釣りの方が昨今は人気がある一因となっているのかもしれません。

実際にはフライフィッシングだって、誰からも教わらなくたって、本でも読めば充分に個人で始められるものなのですが、関係者が変にカッコつけたりお金をぼったくてきた結果、誤解されているいるようなところがあるのだと思います。

 

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それに、もしちょっとキャスティングを教えるとしても、それぐらいはタダでサービスで行うべきではないでしょうか。

初心者が物を買ってフライフィッシングを始めてくれて、それを続けてくれたのなら、今後も物を買ってくれる顧客になってくれるわけですから、気持ち良く続けられるようにキャスティングくらいは無料で教えなくてはおかしいでしょう。

 

初心者以外の人にしても、ちょっと教えてほしいというような人からお金をとるなんて、そんなセコいことをしていたら、どんどん人が離れていくのではないでしょうか。

やはりキャスティングくらいは無料で教えて、「そんなに難しいわけではありませんよ。誰でもできますよ。」と門戸を開いていくくらいでないと、これからもどんどんフライフィッシングを始める人は減り、商売をしている人達は結局は自分で自分の首を絞めることになるのではないでしょうか。

まあ、もうすでにお金を払うようなキャスティング講習には、ろくに人が集まらないほど、日本のフライフィッシング人口は減ってきているようですから、時すでに遅しという段階まできてしまっているのかもしれませんんね。