釣り具や釣り用ウェアには、なんとも言えない独特のダサさがあるものです。
釣り人は、あまり気づいていないのかもしれませんが、そのデザインやネーミングは、一般人の感覚からしたらおかしなものばかりだと思います。
大手メーカーの商品がダサいのは昔からあまり変わりませんが、トラウトフィッシングの世界によく見られる、ちょっとお洒落ぶっているような小規模なショップの物も充分「おかしい」と思います。
例えば、そうしたショップの商品で有名な物として、カス○ットという九州辺りのお店の商品があります。
カスケ○トのロッドやルアーやネットには、一見お洒落なような英語名が付けられていて、なかなかのお値段で売られているわけですが、あれを本当にお洒落だと思う人はどれだけいるのでしょうか。
常用しないような英単語などの名前を付けて、カッコつけようとしているのは、一般人の視点から見てみれば、かなり痛いと見られても仕方なさそうなものです。
わけの分からない横文字を使ってカッコつけているなんて、完全に中二病というやつと一緒じゃないでしょうか?
中二病アイテムを集めてカッコつけるより、そこら辺で売られている普通の物を使って気取らずに、さらっと釣りをする方が、まだ少しはカッコ良いはずです。
そもそも、そんなにお洒落ぶりたいなら、フライフィッシングでもしたらどうなんでしょうか。
世の中の人に、ガチャガチャとしたルアーと玩具みたいなピカピカなリールを使うルアーフィッシングと、フライフィッシングのどちらがお洒落かと聞いたら、ほとんどの人はフライだと答えるのではないでしょうか。
ルアーフィッシングというものは、気取らずに誰でもドボンっと投げてできるのが魅力でもあるはずですから、あまりカッコつけようとする必要はないのではないでしょうか。
それなのに、カス○ットに限らず、一部のトラウトルアーの世界には、妙に気取った中二病的な物がそれなりに存在する気がしてなりません。
そういった物を使っていると、他の釣り人達からは、「うわぁ、痛い人が来たなぁ」と思われることもあるのではないでしょうか。
しかし、そういった物を作る人達も使っている人達も、本人達の中二病的センスからすれば「カッコ良い」と思い込んでいるわけですから、周りからそんな風に見られているとは、気付きもしないのかもしれません。
まあ、釣りは趣味の世界ですし、本人が自由に好きなようにやれば良く、他人からどう思われようが関係ないわけですが、それにしたってトラウトルアーの世界は中二病感が強いのではないかと気になって仕方ありませんね。