みなさんは、リールを釣り場に持って行く時、どのようにして持っていっていますか?
今回は、リールを痛めないリールの運び方について考えてみましょう。
スピニングリールの運び方。
スピニングリールは、外からの衝撃などの力に最も弱いリールです。
その弱さの原因となっているのは、ベールアームです。
このリールの弱点であるベールアームは、あまりに強く力がかかると曲がったり歪んだりしてしまいます。
ベールアームが歪むと、ベールの動作が悪くなったり、綺麗にラインが巻けなくなったり、回転バランスが悪くなったりします。
このように繊細なものですから、私はスピニングリールを運ぶ時は、一つずつ100円ショップで売っているタッパーのようなケースに入れています。
これなら安心して運べますし、そのままいくつも積んだりできるので保管にも便利です。
袋に入れる程度で、なかなかここまでしている人はいないかもしれませんが、ちょっとリールを入れたバッグを落としてしまうなんてことは結構あるものですから、ここまでしてもやり過ぎではないでしょうし、お薦めの方法です。
ベイトリールの運び方。
ベイトリールにはベールアームがありませんから、スピニングリールほど慎重になる必要はないかもしれません。
しかし、リールを落としたりするとハンドルや軸が曲がってしまうことがあるので、スピニングリールと同じように箱に入れるに越したことはないでしょう。
袋やリールカバーを使う場合でも、厚めのネオプレーン製のものにするなどして、落としてしまった時の衝撃が小さくなるようにした方が良いと思います。
フライリールの運び方。
フライリールは、丸くて構造がシンプルで持ち運びに一番気を使わないリールです。
リールに付いてくるような袋やカバーなどで十分だと思います。
思いっきり川原で落としたりしない限り、そう簡単には壊れないものでしょう。
ですから、無造作にザックなどに詰め込んでしまっても問題ないため、長い距離を歩いて源流部など行き野宿するような場合には、ルアーよりもフライの方が、リールが嵩張らず、壊れる危険も少なく適していると言えそうです。
以上のように、私は日頃リールを持ち運んでいます。
ちょっと過保護気味のような気もしますが、おかげでリールを落としたりして壊したようなことは一度もありません。
私の使っているような古いリールは、大切に使えば死ぬまで使えるようなものなので、これくらい手間をかけて持ち運んでも良いのではないかと思っています。