ちょっと前に日産のキャラバンという車の宣伝に、フライフィッシングをしている人達からはバカにされていて、総スカンをくらっているような人が起用されていましたが、どうしてあんなことになってしまったのでしょうね。
実際に釣りをしている人達から人気がない人を宣伝に使ったって、釣りをする人に車をアピールすることにはならないでしょう。
人気がないどころか、どちらかと言えば、バカにされたり批判されまくっているような人なのですから、宣伝している車までマイナスなイメージを持たれかねないのではないでしょうか。
せいぜい釣りのことを何も知らない人が、「釣りなんかにも便利な車なのかな」と思うことがあるくらいで、正直広告としては作るだけ無駄どころか、マイナスな効果しかないものだったと思います。
大企業が、こんなバカみたいな宣伝をしてしまうのを見てみれば、いかに世の中の広告というものが胡散臭いものか分かるのではないでしょうか。
広告なんて、あまり事情に詳しくもないような広告会社が、なんとなくカッコよく仕上げただけの、薄っぺらなものであることがほとんどなのでしょう。
そんな物を信じて物を買ってしまう人がいるとしたら、薄っぺらな広告よりも、もっと薄っぺらな人間ということになるのではないでしょうか。
釣り具なんかだって、ちょっとでも事情が分かる人からしたら、「何言ってるんだか」と思えるような宣伝が沢山あります。
そんなものにいちいち騙されていたら、頭が空っぽなアホな消費者の仲間入りをはたしてしまいますから、ちょっとは自分の頭を働かせて、釣り具は選ぶようにしたいものです。