釣りにゃんだろう

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釣りの最中に仕事の電話をしている人。

私は、少しでも釣り場が空いていて、魚にプレッシャーがかからない日に釣りをしたいので、基本的には土日や祝日といったカレンダー上の休日には釣りはしないことにしています。

このように考えて平日に釣りをしていても、それなりに釣り人の姿を見かけるので、同じような考えの人も多いのかもしれません。

やはり仕事をリタイアしたような年齢の人が多いですが、現役世代の人も結構見かけます。

 

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世の中には、月曜日や火曜日や水曜日が休みの人も沢山いますし、釣りのために休みをとる人もいるでしょうから、平日に釣りをする人も、休日に比べれば少ないものの一定数はいるということなのでしょう。

そういった人達を眺めていると、結構な頻度で釣りをしている最中に電話で話している人を見かけます。

丁寧な言葉遣いで取引先と話しているような人や、部下に指示を出しているような人など、釣りをしている最中に仕事の電話をしているのです。

釣りの真っ最中に電話に出て話すなんて、なかなか簡単なことではないと思います。
ケータイを肌身離さず身に付け着信音をデカくしておかないと、川や波や風の音が響く釣り場では、着信に気がつかないのではないでしょうか。

ですから、ああいった人達は、釣りをしている最中でも、かなり気を張っていて、100%自由に休日を楽しめているわけではないのでしょうね。

 

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そんな状態でも、何とか釣りをしたいと思うことは、本当に釣りが好きなんだろうなと感心してしまうと同時に、休みが休みにならないような日本の社会というものもどうなんだろうか?と疑問を感じてしまいます。

せめて電話を切った直後に魚が釣れてくれれば良いのにと思いますが、そうもいかないのが日本の釣り場です。

せっかくの平日休みの日に釣りに行っても、仕事の電話がかかってきて、おまけに魚も釣れず日が暮れて帰るという、酷い仕打ちにあっている人が、この国には毎日沢山居ることでしょう。

 

釣り場で仕事の電話をしている人を見かける度に、釣りというものは本当に哀しい趣味だなあと、つくづく思ってしまいます。

釣りくらい落ち着いて楽しめる世の中が、いつかくれば良いのですが、目先の物質的な豊かさばかりにこだわるこの国には、そんな時代が来そうな気配は全くありませんね。