私は、釣り具の商売には2パターンの方法があると思っています。
まず一つは、ダイワやシマノのような大きな会社が釣り具を売る方法です。
こういった会社には、あまり頭の悪い人は入社することはできないでしょう。
そういった頭の良い人が、それなりの物を次から次へと作って「ここが違う」とか「ここが凄い」と言えば、あまり頭の良くない釣り人がどんどん買ってくれます。
つまり、頭の良い人がバカな人から搾取するというパターンです。
資本主義というものは、このようにしていかにバカに無駄な買い物をさせるかが大事なのでしょうし、商売の基本のような方法でしょう。
しかし、釣り具の商売には、もう1パターンの方法があるようです。
それは、バカな人がやっている小さな会社が、バカな人に物を買わせるという方法です。
釣り具の世界には、あまり頭の良くない人が、こだわりの品を売っているような小さな会社が沢山あります。
商売の規模が小さいので、商品の価格は異常に高いことが多いのが特徴です。
また、あまり頭が良くない人達がやっているので、そのこだわりとやらも、論理的に破綻していることが多く、ちょっとでも頭の回る人なら、「何言ってるの?」と疑問に思っててしまうような物も多いです。
それでも、やはり世の中にはバカな人が結構いるのか、そういった物を買っちゃう人もいるのですね。
このように、釣り具の商売というものには、「頭の良い人が作ったそれなりの物を、バカな人が買わされる」か「バカな人が作った高いだけのよく分からない物を、バカな人が買わされる」かの2パターンがあるわけです。
どちらにしても、バカな人は無駄な買い物をさせられるのは悲しいところですが、どうせお金を取られるなら、まだ頭の良い人が考えた物を買う方が良い気がしませんかね。
バカが考えた値段が高いだけの物を買って、気取っている釣り人がたまにいますが、あれほど恥ずかしいものはないと思います。