人の手で魚に触ると、魚が火傷してしまうと言われています。
ですから、魚をリリースするなら、魚を触る時には手を濡らすか、できれば触らないようにするべきだとされています。
近頃は、そのように魚を扱う人も増えてきていますし、昔よりはリリースされた魚の生存率が少しは高くなっているのかもしれません。
さて、この人の手で魚が火傷するという現象ですが、川や湖で釣りをしている私はあまり見たことがありません。
釣り場では、結構がっつり魚に触っている人を見かけますが、手の跡のついた魚が釣れたり、弱ったり死んでいるのを見たことがありません。
養魚場のような場所で飼われている魚を、手掴みで移動させて池に入れたりしても、病気になったり弱ったりする様子もなかったです。
友釣りの鮎なんかだって、人の手で握られまくった翌日以降も、変化がなく元気に生きていたりします。
ですから、意外と言われているほど魚は火傷はしないのかなと思うわけですが、海のシーバス釣りなんかだと、手の跡がついた魚なんかが釣れることが、たまにあるそうです。
海釣りだと、足場が高かったりして手を濡らさずに魚に触ることがあるのが原因とも考えられますが、そもそもが海の魚の方が人に触られるのに弱いという説もあるそうです。
海の魚は、川の魚よりも鱗がでかくて、大雑把で丈夫そうな作りに見えるのですが、意外と繊細なのかもしれませんね。
まあ、海の魚にしても川の魚にしても、リリースするならできる限り手で触らない方が良いのでしょうが、海の魚は特に気をつけるべきなのかもしれませんね。