釣りにゃんだろう

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銀色のブラウントラウトと茶色のブラウントラウト。

湖でブラウントラウトを釣っていると、どうも2種類のブラウントラウトがいるようだということに気づきます。

一つは名前の通り茶色っぽいもの、もう一つは銀毛っぽいものです。

 

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これらの2種類のブラウンは、色だけでなく釣れる場所や釣れてからの行動も違ってきます。

茶色系のものは、障害物周りやカケアガリなどから姿を現し、ヒットするとギュンギュンと力強くファイトします。

 

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銀色系のものは、岬の先端の沖など、オープンな場所から姿を現し、ヒットするとスピードのあるファイトをして、時にはニジマスのようにジャンプすることもあります。

このような釣れ方やファイトから考えてみれば、おそらく茶色系のものは定着性が強いいわゆる居付きのようなタイプで、銀色系のものは回遊型であると思われます。

 

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元々、ブラウントラウトは定着性の強い魚だとは言われていますが、一部は海に降りシートラウトになるものもいるわけで、泳ぎ回るのが得意なタイプもいるのかもしれません。
そんな血のようなものが、広大な湖に出たことで目覚めたのが銀色系のものなのかもしれません。

 

釣りをしていると、真面目に魚を研究したりしなくても、魚の生態が気になってきたり、こうして自分なりに考察してみる機会が、自ずと出てくるものです。

このように、ただ魚を釣って喜ぶだけではなく、自然について考える機会を与えてくれるというのも、釣りの大きな魅力だと思います。