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免許がない!? 小型船舶免許は一瞬でとれる。

何かの免許を取得するとなると、それなりに練習したり試験を受けに行かなければならないものです。
しかし、それが当てはまらないのが小型船舶の免許です。
とても簡単に取得でき、釣りをする人なら持っていて損はないものですので、今回は軽くご紹介したいと思います。

 

小型船舶操縦士免許。

f:id:nyandaro:20190209094128j:plain小型船舶操縦士免許では、20トン未満または特定の条件を満たす24メートル未満の船を操船することができます。

もう「どこが小型なんだ!」というレベルですね。
これさえ持っていれば、釣りで使うレベルの船なら、何でも操船できるのではないでしょうか。
ただし、遊漁船など旅客を乗せる船を操船する場合には、さらに「特定操縦免許」というものが必要だそうです。

 

一級と二級の違い。

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小型船舶免許には、一級二級特殊というものがあります。

一級と二級の違いは、「海で岸からどれだけ離れて良いか」の違いだけで、操船できる船の大きさは同じです。
海岸から約9キロ以上離れて釣りをする可能性がある人は、一級を取得する必要があります。

一級と二級の試験についてですが、実技と学科は一級も二級も同じものが共通で行われ、一級だけその後にさらに海図等の分野の学科試験を受けることになります。
つまり、一級ではちょっと学科の試験が追加されるだけ、ということになります。


特殊小型船舶操縦士の免許は、水上オートバイ専用のものです。一級や二級では水上オートバイの操縦はできないので、水上バイクが趣味の人は、この免許を取得する必要があります。


国家試験を受けて免許取得をする場合。

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通常は免許取得するためには、教習所や個人で操船の練習をして、また教習所か個人で学科の勉強をして、国家試験を受けに行き取得します。

実技も学科も自動車免許のように、「何時間やらなければならない」という教習時間の規定などはありません。

また船舶は、船舶免許を持っている人が同船していれば、航路や港などを除けば、免許を持っていなくても操船することができます。
つまり、免許を持っている知り合いなどが船に乗っていれば、それで練習することも可能なのです。

国家試験を受けに行き取得する場合のメリットは、安く済むということです。
全て独学で済ませることも可能ですし、実技だけスクールに通い、学科は独学ということも可能です。

ただし、国家試験はそれなりに落ちる可能性があります。滅多に落ちる人は居ないようですが、そのリスクはあります。

 

国家試験免除で取得する方法。

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小型船舶免許には、国家試験を受けに行かなくても免許が取得できてしまう方法もあります。

これはスクールに行き、特別な資格を持ったインストラクターに、規定の時間教習を受け、その場で修了試験を受ければ、免許取得の資格を得られるというものです。

この制度を利用すると、とても早く免許をとることができます。

二級でしたら実技1日、学科2日の3日間。1級でしたら実技1日、学科4日の5日間で、ほぼ確実に免許を取得できます。
ただし、国家試験を受けに行くコースよりも高額になります。
しかし、余程のことがない限り修了試験で落とされることはないので、一番確実に早く免許をとることができる方法には間違いないでしょう。

 

また、実技だけ国家試験免除の教習を受け、学科は独学で国家試験を受けに行くというコースが用意されているスクールもあります。

これだと実技と学科を国家試験免除にするよりも値段が安いので、比較的安く済ませることができます。

また、スクールに実技の教習を受けに行きに1日、学科試験を受けに試験会場に行きに1日で済むので、実質2日で免許が取得できることになります。
二級の学科試験なら、空いた時間に少し勉強して、スクールがくれる練習問題を解けば、簡単に合格できるものなので、この方法が一番早く免許を取得できる方法だと思います。

 

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以上のように、小型船舶操縦士免許を取得するには、様々な方法があります。
時間があるのか、予算があるのか、勉強は好きかなど、自分の好みの方法で選ぶことができます。

比較的簡単に取得できてしまう免許ですが、船舶を操船することは、一歩間違えば死に直結するような危険なことです。
免許が簡単にとれるからと言っても、くれぐれも気を付けて行動したいものです。