釣りにゃんだろう

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ビワマス最強説。

ビワマスと呼ばれる琵琶湖に生息するサケ科の魚が居ますが、あの魚はかなりの高水温にも耐えることができるそうです。

他のサケ科の魚では弱ったり死んでしまいそうな、一時的になら25度~30度なんて水温でも大丈夫なようで、この科の魚の中ではかなり暑さに強いとのことです。

 

 

夏場には、水温の高い水面まで上がってきて稚アユを追い回し、また水温の低い深場に潜っていくことを繰り返したりすることもあり、水温が高い中でも活動することができるようです。

ビワマスが、このようになっているのは、琵琶湖という環境で暮らしていくうちに、その環境に適応して徐々に暑さに強い種に変わっていったからだと思います。

昨今は、温暖化が進み、日本はサケ科の魚には厳しい環境に変わりつつありますが、ビワマスは産卵河川の環境が保たれれば、最後まで生き残るのかもしれません。

 

 

他の種類の魚もビワマスのように高水温に適応するようになるのでは?と考える人もいるかもしれませんが、私は無理なような気がしますね。
ビワマスは、とても長い時間をかけて、徐々に変化した琵琶湖の環境に適応していったため、高水温に耐えられるようになったのだと思います。

それと比べると、近頃の気候変動は急速過ぎますから、魚が慣れる前に死んでしまうんじゃないでしょうかね。

いつかトラウトを釣りたかったら、琵琶湖に行くしかないような時代も来るのかもしれません。