渇水状態などで魚が見える小さな川で釣りをしていると、川の上を鳥が飛んで横切ることがあります。
この瞬間の魚の動きといったら、凄いものがあります。ビュンビュンと猛スピードで逃げ惑い走り回るのです。
カワウとかトビのような魚を食べそうな魚でなくて、ほんの小さな鳥なんかが、ちょっと川を横切っただけでも、うわーっとばかりに逃げ惑います。
やはり、日頃から鳥から狙われる機会の多い魚達は、かなり頭上を通過する影に神経質になっているようですね。
これだけ影に怯えているのですから、こういったタイプの魚は、頭上をフライラインの影が通ったら逃げるでしょうし、小鳥の影に反応するくらいなのですから、ルアーの飛んでいく影からも逃げると思います。
渇水などで、あまりに鳥に神経質になった魚を釣るためには、キャスト方向や流す方向を考えて、とにかく頭上をフライラインやルアーを通過させないようにするべきなのでしょうね。
鳥にはびびっていても、意外とフライやルアーにはスレていないこともあるわけで、良い方向から上手く驚かさずに攻めてみれば、問題なく釣れることも、結構あると思います。