釣りにゃんだろう

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美幌峠から見える、屈斜路湖のニジマスのライズ。

水質が強い酸性になり、一時期は魚が絶滅しかけたと言われている、北海道の屈斜路湖ですが、現在ではウグイ・アメマス・ニジマス・ヒメマスなど様々な魚類が見られるようになってきていて、釣り人からの人気も高いものとなっています。

 

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この日本最大のカルデラ湖では、釣り人の間でこんな噂が広まっているようです。
「美幌峠から魚のライズが見えることがある。遠くから見えるのだから超巨大なニジマスに違いない」

美幌峠は、湖を広く見渡すことができる、かなり湖岸から距離がある場所です。
普通に考えれば、そんな地点から魚のライズが見えることがあるわけありませんし、もし本当に見えたとしたら、数メートルはある魚なのではないでしょうか。

 

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このクッシー伝説と中国のハナス湖の大紅魚の話が合体したような美幌峠のニジマス神話ですが、私は「そんなバカな」と笑いはするものの、完全否定はしないでおきたいと思います。

数メートルとはいかないものの、1メートル程度の魚は居るようですし、広大な自然の湖では何が起きていても不思議ではありません。
それに、ちょっと笑ってしまうくらいのロマンがあった方が、釣り場としての魅力は大きいのではないでしょうか。

 

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自然というものは、時として人間の想像を越えるような現象を引き起こすものです。「美幌峠から魚のライズが見える」ということを完全に否定してしまうのは、夢やロマンを自ら捨てることになり、あまりにつまらないことではないでしょうか。