バスフィッシングは、世間一般からのイメージが悪い釣りではないでしょうか。
釣り全般そのもののイメージも、あまり良いものではなさそうですが、その中でもバス釣りは外来種問題の影響もあり、イメージは最悪の釣りでしょう。
下手をすれば、釣りをしているだけで犯罪者のような扱いをことさえあります。
こうなってきてしまうと、バス釣りが好きな人は、なんだか居心地が悪くなったり、生き辛くなってきてしまっているのではないでしょうか。
もうちょっとバス釣りのイメージを向上させることができれば、それが解消できると思うのですが、私はテレビなどのメディアに出演するアングラーを変えるだけでも、多少の効果はあるのではないかと思っています。
日本のバスプロは…
釣り番組などでバス釣りが取り上げられると、だいたいバスプロだとかメーカーのプロスタッフだとかいう人達が出てきて釣りをしています。
そして、そういった人達を見た世間一般の大半の人は、こう思うのではないでしょうか。
「なんだ!この汚ならしいオッサンは!」と。
僅かにカッコいい若者なんかも居るようですが、大半のメディアに登場するバサーは、汚ならしい中年であることがほとんどです。
中年太りしていたり、田舎のヤンキーのような汚い茶髪をしていたり、ガラの悪そうなサングラスを掛けていたりして、清潔感の欠片もない人が沢山居ます。
おまけに、そういった人達がわけのわからないカタカナ語を連呼し、釣れればチンピラみたいにはしゃぐとなれば、どう見たって真面な人間には見えません。
テレビなどでそんな中年DQN達を見かけた一般視聴者は、「バス釣りは、こういう人達がしているものなのだと」思うわけです。
こうなれば、ただでさえ外来種問題でバス釣りのイメージが低下しているところに、汚ならしいオッサン効果で、さらに追い討ちをかけているとしか思えません。
プロはスターではないのか。
普通は何かのプロと言ったら、格好良くて人々から憧れられるような存在ではないでしょうか。
まさにバスフィッシングでも、本場のアメリカのプロ達はスターのような存在です。
釣りが上手で高額の賞金を稼ぎ、様々な業種の企業がスポンサーになっていて、コーンフレークのパッケージに印刷されるくらいメジャーで、見た目からも本物のプロだという雰囲気が出ています。
それに比べて、日本のメディアに登場するバスプロ達の、みすぼらしさと言ったら、ちょっと比較するのも可哀想になってくるレベルです。
釣りの規模などを真似することは日本では難しいことでしょうが、プロとしての立ち振舞いなどは、本場のスター達を参考にするべきなのではないでしょうか。
清潔感のあるルックスを目指す、最低限の教養はありそうな会話をするなど、いくらでも改善できることはあるはずです。
プロなら、少しでも格好良いと思われるような存在を目指さないといけないのではないでしょうか。
そういった努力が出来ないのなら、人前に出て活動する資格はないはずです。
ですから、そういった人達を、メーカーなどはあまり表舞台に出すべきではないでしょう。
最低限の、人前に出ることの許されるような立ち振舞いのできる人だけを起用する。
それだけでも、少しはバスフィッシングのイメージは向上すると思うのですが、どうでしょうか。