私は、車を運転していてウィンカーをだした時に、ウィンカーがカシャッと自動で戻る少し前に、左手で手動で戻すことがあります。
その方が衝撃が小さくて静かですし、なんとなく機械にも優しそうな気がするからです。
しかし、これは何の意味も無い行動だと思います。
車のウィンカーというものは、ハンドルを回転させて戻せばウィンカーも戻るようにできていますし、それで壊れたりすることはありませんし、手で戻す必要は全くないものです。
これと同じように、スピニングリールのベールというものも、ハンドルを回して戻すという仕組みにできています。
たまに、ハンドルでベールを戻すと壊れるなどと言って、キャストした後に手で戻す人がいるようですが、そんな必要はないはずです。
そもそもが、スピニングリールのベールというものは、ハンドルで戻すものなのですし、それで壊れたら、車のウィンカーをハンドルで戻したら壊れたというの同じくらいに、おかしなことです。
確かに、過去には強度不足などで、ベールをハンドルで戻すとベールアームが折れるようなリールもあったようです。
しかし、それは完全にメーカーが設計ミスした失敗作ですし、普通のリールではそんなことにはならないはずです。
ですから、スピニングリールのベールはハンドルで戻しても問題ないですし、手で戻したいなら手で戻しても問題ないでしょう。
ただ、古いインナースプールタイプのリールはハンドルでしか戻せないので、注意が必要です。