ちょっとした出来心から、(私にとっては)今時のロープロファイルのベイトリールを手に入れてしまったので、どんなものなのかちょっと見ていきましょう。
オーラ SX
手に入れたのは、アブガルシアのORRA(オーラ)SXというリールです。
新品で3,000円だったので、ついつい買ってしまったわけですが、2011年頃に発売されたリールで、当時はだいたい100ドル弱の値段のものだったようです。
現在はないORRAというシリーズのリールですが、REVOの下のクラスでMAXよりは上の、中の下といった位置づけだったようです。
詳しいスペックは、こちらの箱に書いてある表記をご覧ください。
私は、ベアリングが8個も入っているベイトリールを初めて手にしたのですが、驚異的に滑かなハンドル回転ですね。
これでも中国製の安物の部類に入るのでしょうから、高級リールはどんな巻き心地なのか想像もつきません。
リールのハンドルを家の中でクルクル回して喜んでいる人がいるというのも、なんだか納得できる気がしてきました。
ピッチブレーキシステム。
最近のアブガルシアのロープロファイルのリールはほとんどが、マグネットブレーキらしいですが、このリールは遠心ブレーキです。
別に私は、どちらのブレーキが好きだという好みはないのですが、買ってみたらたまたま遠心ブレーキのモデルでした。
このリールの遠心ブレーキは、ピッチブレーキシステムと言うらしいので、ちょっとどのような物か見てみようと思うのですが、こういったリールを初めて手にした私にはサイドカバーの開け方が分かりません。
説明書にも書いていません。
ネットで検索して、ようやくネジを緩めてから縦にズラすことが分かり、ブレーキシステムを見ることができました。
見ることができたのですが、このブレーキの使い方も説明書には何も書いていません。
またネットで検索してアブガルシアの公式の動画を見つけ、ようやく理解することができました。
このブレーキには、6個のブロックがあり、それぞれのオンとオフを切り替えることができます。
そのうちの3個はスプリングのついたブレーキで、残りの3個はスプリングなしでピッチと書かれています。
このスプリングなしの方が、ブレーキの効きが強いらしく、短いキャストやピッチングや風が強い時などには、こちらを使えと動画では言っていました。
このリールを買ったわけ。
私がこのリールを買った理由は、安かったこととambassadorと書いてあったからです。
私のような古くさい人間は、ambassadorと書いてあるだけで「ちょっと良いな」と思い、ダイワでもシマノでもなくアブのリールを買ってしまうものなのです。
実際に、そういった効果を狙っていたのか、この頃のアブガルシアのロープロファイルのリールには、ambassadorと書いてあることが多かったようです。
しかし、最近のリールにはambassadorと書いていないようですので、もうambassadorというブランド力は世界的にも通用しなくなってきているのかもしれませんね。
さて、このリールを、バス釣りをしない私は何に使えば良いのでしょうか。
テレスコのベイトロッドを持っているので、小さめのごちゃごちゃとした川でイトウやアメマス釣りにでも使ってみましょうか。
湖で重いスプーンを思いっきり投げてみるのも面白いかもしれません。
こんなことを考えてはみても、結局は使い慣れた道具を使い、なかなか新しい道具を使わないなんてことが、私にはよくあります。
いつか、ちゃんと使う日が来たら、このリールで魚を釣ってご報告したいと思っています。