管理釣り場でルアーフィッシングを始めるのに、様々なカラーの大量のスプーンが必要だと言っている記述を目にすることがあります。
そのような説明を真に受けて、10色以上のカラー違いのスプーンを買い揃えたりする人もいるようですが、はたして本当にそんなに買う必要があるのでしょうか。
カラーを変えると釣れることがあるのは事実だが…
管理釣り場で釣りをしていると、スプーンのカラーを変えただけで、魚が釣れることがあるのは事実です。
ルアーの色が、釣果に何らかの影響を与えていることは確かなようです。
だからといって、10色も20色も色違いのルアーが必要なのかというと、そんなことはないと思います。
「一日中休みなく釣れ続けないと死んでしまう」という人なら、どんな状況でもベストな対応ができるように、10色以上のスプーンが必要になる可能性もなくはないでしょうが、管理釣り場で釣りをする人は、そんな人ばかりではないはずです。
それなりに一日楽しく魚が釣れれば充分という人が、ほとんどなのではないでしょうか。
その程度の釣りをするのなら、物の色と見え方の関係から考えても、色違いのルアーが5色もあれば充分すぎるくらいなのではないでしょうか。
ぶっちゃけ、一日中カラシ色かカーキ色のスプーンを投げているだけでも、結構魚は釣れてしまうものですし、色違いのスプーンがなくても、違うルアーに変えるという作戦もあるものです。
ですから、10色も20色も色違いのスプーンが必要だということは、まずないはずです。
そして、もしもそのようなことをルアーを売っている側のメーカーの人間などが言っているのなら、尚更必要のない可能性は高くなるはずです。
ルアーが沢山売れればメーカーは儲かるのですから、メーカー側は何かと理由をつけて色違いのルアーが必要だと、ユーザーに思わせたいはずです。
ですから、異常に沢山のカラーのルアーを作ったり、それが必要だと訴えたりしてくるのは、ルアーを沢山売るための作戦でしかないのではないでしょうか。
お金が売るほどある人ならば、このようなメーカーのお金儲けのための作戦に付き合って、大量に色違いのスプーンを買って、ずらっとウォレットに並べるのも悪くないのかもしれません。
しかし、そういったことをしてしまうと、周囲の人から「メーカーの口車に乗せられた頭の悪い釣り人」と思われてしまっても仕方がないかもしれません。
何にしても、色違いのスプーンをあまりに大量に買うのは、頭の良くない行為だと言えそうですから、バカだと思われたくないのなら止めるのが賢明なのではないでしょうか。