川に複雑に絡まりあった倒木などが沈んでいると、その周囲に沢山の魚が潜んでいることがあります。
ほんの小さなワンポイントなのに、何匹も何匹も連続で魚が釣れてきて、驚くくらいの量の魚をストックしているのです。
こういった場所は、魚達にとってはマンションのようなものなのでしょう。
良い障害物が複雑に絡まりあっているため、魚がつきやすいポジションが沢山あり、同時に何匹の魚が住めるようになっているのだと思います。
このようなマンションを見つけると、面白いように魚が釣れますし、自分だけの爆釣スポットにすることができます。
しかし、そんな爆釣スポットであるマンションも、何度も何度も通って釣っていると、不思議と釣れなくなることが多いです。
魚がスレたからのか、それとも警戒して引っ越してしまうからなのか、ウンともスンとも言わなくなってしまったりします。
次の年まで休ませたとしても、ちょっこっと釣れるだけだったりして、なかなかマンション状態には復活しません。
こういった現象は、私が子供の頃池でバス釣りをしていた時に、よく釣れる立ち木を狙っていても見られましたから、ストラクチャーにつく魚全般に言えることなのかもしれません。
やはり、小場所と呼ばれるようなピンポイントは、いつまでも釣れ続けるようなものではなく、ポイントが潰れやすいのだと思います。
そういったピンポイントばかりに頼って釣りをしていると、釣れなくなった時に困ってしまいますから、もっと川全体を見て、地形の変化など規模の大きなポイントで釣りをすることが大事なのではないでしょうか。