アメリカンルアー(アメルア)と呼ばれるルアーがあります。
ヘドン、レーベル、ボーマーなどのものが有名で、主にバス用とされるルアーがメインです。
しかし、このルアー達は、他の魚種にも有効で、なかなかの実力を持っています。
アメリカンルアーの特徴。
こういったアメリカンルアーは、日本のルアーとはちょっと違った雰囲気を持っています。
安い。
まず、なんといっても値段が安いです。流通経路などにもよりますが、日本のメーカーのルアーよりも、ずっと安く手に入るので、お財布に優しいです。
雑な作り。
それから、作りがかなり雑です。
雑というと、何か欠点のような気もしますが、私は利点だと思います。
微妙なバランスで精密に作られた日本のルアーよりも、適当に作くってもちゃんと動くようにできているアメルアの方が、あらゆる条件が想定される自然の世界では、ずっと安定して働いてくれると思います。
非リアル。
見た目がリアルでないという点も、アメルアの特徴だと思います。
日本のルアーには、リアルな見た目の物が多いですが、それが本当に魚に効き目があるのかは、大いに疑問です。
それに、見た目がリアルな物よりも、おもちゃっぽいいかにもニセ物のようなルアーで釣った方が、充実感を得られると思うのは、私だけでしょうか。
歴史がある。
最後に、何十年も作られ続けている定番商品が多いということも、アメルアの特徴でしょう。
それだけ売れ続けているということであり、それだけ買う人がいるということは、それだけよく魚が釣れるということでしょう。
ハイテクでいかにも釣れそうな新製品よりも、信頼性はずっと高いと思います。
トラウトに有効なアメリカンルアー。
私は、バス釣りをしないのですが、トラウトフィッシングでアメリカンルアーを使用しています。
定番としては、レーベルのクリックポッパーやタイニークローフィッシュがあります。
このブリブリとした動きは、管理釣り場でもネイティブでも効きます。
レーベルのミノーの小さなサイズも、かなりの実力です。
それから、ボーマーのロングAは、何でも釣れる素晴らしいミノーだと思います。
サイズも豊富で選べ、固定重心ですが比較的よく飛び、どんな条件でもしっかり泳ぎ、よく釣れます。
トラウトだけでなく、シーバスなどもよく釣れるのではないでしょうか。
以上のように、アメリカンルアーは日本のメーカーのルアーとは違った特徴を持ち、かなり実力のあるものです。
値段も安めのものなので、日本の高いルアーを一つ買うくらいなら、アメリカンルアーを二つ買った方が、ずっとお得なのかもしれません。