釣りにゃんだろう

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管理釣り場にも、夜明け前から行かなくていけないものらしい。

先日、午前3時前に高速道路のサービスエリアにトイレのために立ち寄ると、若者が二人、ミニバンの前で話し込んでいました。
その風貌や雰囲気から、「なんだか釣りっぽいな」と思いながら、私はトイレに入っていきました。

私がトイレから出てくると、なんと二人は車からロッドを出し、せっせとラインをガイドに通したりしていて、自分の勘が当たったことに、ちょっとびっくりしてしまいました。

 

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ぱっと見た感じでは、二人が準備しているのはエリアトラウト用のタックルのようで、ロッドを差せるタックルボックスなども車から出していました。

釣りをする人間である私が見るから何をしているのか理解できましたが、端から見たら、サービスエリアで釣り竿を振り回しているなんて、不審者以外の何者でもなかったと思います。

ちょっと考えてみると、確かにその場所のすぐ近くには魚がよく釣れることで有名で、とても人気のある管理釣り場がありましたから、そこに行く人達だったのでしょう。

 

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しかし、よくよく考えてみると、まだ真っ暗な午前3時前です。
管理釣り場なんて、まだ開いてもいないでしょうし、こんな時間から準備をして向かわなくてはいけないものなのでしょうか。

私は、川や湖での釣りなら、僅かにしかない駐車スペースを確保したり、希望のポイントで朝マズメに釣りをするために夜明け前から乗り込むことはありますが、管理釣り場に夜明け前から行く気にはとてもなりません。

朝イチはよく釣れますから、できるだけ早くは行った方が良いとは思いますが、さすがに午前3時に行く気力はありませんし、最悪あまり釣れなくても、そんなにがっかりはしません。

 

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しかし、二人の若者は、なんとしても人気のある管理釣り場で、一番乗りして良い場所で釣りまくりたいと思っているから、午前3時から忙しく準備をしていたのだと思います。
おそらく、二人にとっては、その管理釣り場での釣りが、私が川や湖で釣りをする時と同じくらいの情熱を持って挑めるだけのものであるということなのでしょうか。

こんな風に、釣り人が、どんな釣りを楽しいと思うか、どんな釣りに熱を注げるかは、人それぞれのようです。
ただ、その熱中具合というか、釣り人独特のイカれ具合だけは共通のようです。

何を隠そう私も、その時はなんとか夜明けまでに川に着こうと、ろくに睡眠もとらずに深夜から車を走らせ続けている途中だったのですから。