釣りをしていると、「結果オーライ」と思えることって、よくあるのではないでしょうか。
お目当てのポイントに着いてみたら先行者が居たので、仕方なく他のポイントで釣りをしたら良い魚が釣れた。
急な用事で釣りに行けなくなってしまったが、代わりに行った日によく釣れた。
釣りをしようとしていた川が雨が降って濁っていたので、他の濁っていない川に行ったら爆釣だった。
というように、「災い転じて福と成す」的な「結果オーライ」なことが、釣りには溢れていると思います。
私は、こうした自分の力ではどうしようもないことで結果が変わってくるところが、釣りの大きな魅力だと思います。
運命に振り回されて最後には笑えるのは、人生の浮き沈みの縮図のようでもありますし、こういった経験を繰り返していくことで、「まあ、なんとかなるんじゃないか」と、どんなことでも前向きに取り込める力がついていくような気さえしてきます。
ですから、釣りで自分の力ではどうにもならないようなところで上手くいかないことがあっても、あまりカリカリする必要はないのでしょうし、その「どうにもならなさ」こそが釣りの面白さだと思います。
何かアクシデントがあった時は「あーあー、どうなっちゃうんだろうな」と困りながらも、その状況を楽しんで、「結果オーライ」だったら喜ぶ。
それくらいの心の余裕が、釣りを楽しむ上では大切だと思います。
たまに釣り人の中には、自分の思い通りにいかないことがあると、すぐにイライラしてしまうような人がいますが、もうちょっと余裕を持ってピンチを楽しんでみてもよいのではないでしょうか。
釣りなんて、なるようにしかならないのですし、だいたいが結果オーライで終わるものなのですから。