アブガルシアが、スウェーデンでのリールの製造を終了する(した?)らしいです。
このニュースを聞いて、始めに思ったのは、「よくここまで続けたな」ということです。
かなりの昔にアメリカの会社に買収され、効率化が図られてきたきたはずですから、製造コストを考えれば、とっくにスウェーデンでなんかでリールを作るのは止めていてもおかしくなかったはずです。

多くのリールがアジア製造になっていたとは言え、一部のモデルだけでもスウェーデンで作られていたのは、今となっては珍しかったことだと思います。
今の時代ですから、スウェーデン製だから高品質であるみたいなことは、ほとんどないわけですし、どこの国でもちゃんと作れば、良いリールはできるはずです。
ですから、釣り人には直接影響はない話でしょうが、やっぱり気持ちの部分では、スウェーデン製のリールが欲しいと思う人達は、日本には沢山いるのではないでしょうか。

アブが好きな人達には、スウェーデン製以外は認めないようなマニアの人が多いですし、これからは今までは人気がなかったようなモデルのリールでも、スウェーデン製というだけで、人気が高まってくるかもしれません。
値段がつくから良いリールであるというわけではないですが、アブのスウェーデン製のリールは、これ以上産み出されなくなったのですから、持っている人は大切にするべきでしょうね。

大事に使えば、自分が死んでも子や孫が使えるような丈夫なリールなのですし、良い財産となるとなるはずです。
大事に使うとは言っても、家に飾っていたのでは、リールが製造された意味が全く無くなってしまいますから、ちゃんと魚を釣って使いたいものですけどね。