ある日、テレビの旅番組を見ていたら、出演者が伊豆で金目鯛を食べていました。
煮付けのようなものが出されてきて、その下にには｢2,500円｣とのテロップが出て、びっくりしてしまいました。
私は、伊豆に親戚がいたので、小さい頃から伊豆によく行き、金目鯛なんかはよく食べていたのですが、昔はこんなに高価な食べ物ではなかった記憶があります。
日頃から食卓によく上がり、｢また金目鯛かよ｣と言いたくなるレベルのごくありふれた魚だったのです。
それが、いつの間にか高級魚と呼ばれるようになり、観光客からぼったくれるアイテムにまでなったのですから驚きです。
いわゆる｢ブランディング｣というやつが、とても上手くいった結果なんでしょうね。
魚自体は何も変わっていないのに、高級魚というイメージがついただけで、喜んで大金を出す人が増えるのですから、冷静に考えてみれば何ともおかしな話です。
やはり、資本主義というのは、人間の愚かさを上手く利用して成り立っているのでしょうね。
[rakuten:naturum:18535753:detail]
魚だけではありません。
釣り具だって、ろくに差もないのにハイグレードだハイエンドだと言われ、高値で売られているものが沢山あります。
ああいった物が沢山売れて商売が成り立っているのも、やはり物事の本質を見ることかできない愚かな人間が多いからなんでしょうね。
