いつだったか、釣り場に車を停めて昼寝していたら、すぐ近くで爆竹を鳴らしてから川に入っていく釣り人がいて、目を覚まされると同時に「本当にこんな人が居るんだなぁ」と笑ってしまいました。
見通しのかなり良い平地の川で、一度もクマの足跡や糞も見たことはなく、そんなにクマに怯えるような雰囲気ではありませんでしたし、そもそも釣り人が多くてシカも森から出てこないような状況でしたから、「頭がおかしいんじゃないのか」とも思ってしまいました。
そもそも、本当にクマが居るにしても、爆竹を鳴らしてから釣りをすることに効果があるのかは、かなりあやしいところです。
クマに関する文献によっては、「爆竹は止めた方が良い」と書いてあることもあるくらいですから、正直「鳴らした人間側が安心する」くらいしか効果はないのかもしれません。
爆竹を鳴らしたって鳴らさなくたって、クマはちゃんと人間の存在に気づくことがほとんどのはずですから。
このように、「北海道の川だから」とやたらと爆竹を鳴らしまくってしまうような、自分で自然の状況を判断できないような釣り人が少なからずいるようで、時々釣り場で驚いてしまうことがあります。
ああいった人達は、魚がちゃんと釣れているのでしょうか?
魚釣りの場面でも、とんでもなく見当違いなことをしていそうで、ちょっと心配になってしまいます。