釣りにゃんだろう

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日本のフライフィッシングの人気の無さは、ブラッド・ピットと腹の出たおっさんの違いが原因である。

先日テレビをつけたら、映画「リバーランズ スルー イット」が流れていました。
この90年代のアメリカ映画は、「マクリーンの川」という小説を元に作られた、フライフィッシングをする兄弟の人生を追った物語です。

この映画の「作られた」フライフィッシングのシーンは、お世辞にもリアルとは言えないわけですが、やはり結構かっこよく仕上がっています。
それもそのはずで、若き日のブラッド・ピットが釣りをしているのですから、誰が見ても「おっ、フライフィッシングって、かっこ良いな」と思うのではないでしょうか。

 

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実際に、この映画が公開されたころには、映画に影響を受けてフライフィッシングを始めた人が、結構な数いたと聞きます。(そして、挫折した人も、結構な数いたとか…)

さて、時が流れた現在、その時代と比べると、フライフィッシングをする人は、かなり減っているようです。
確かに、フライフィッシング用品を置いていない釣り具屋も増えてきましたし、かなりマニアックでマイナーな釣りというイメージになってきました。

フライフィッシングをする人が減ったということは、新しく始める人があまりいなかったということでしょう。
新しく始める人が少なく、すでにやっていた人が引退したり死んだりすれば、自然とフライフィッシング人口は減っていくわけです。

 

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この新規にフライフィッシングを始める人が少ないという原因として、それまで興味の無かった人達が興味を持つような、ブラッド・ピットの映画のような、カッコいいモデルが存在しなかったからということも、あるのではないでしょうか。

日本のメディアに出てくるような、フライフィッシング界の有名なアングラーは、大半がタダのおっさんです。
ブラッド・ピットと比べたら、悲しくなるくらいカッコ悪い人達ばかりです。

フライフィッシングという釣りそのものは、とてもオシャレですし、興味を持つ若い人が沢山いてもおかしくないものだと思います。

しかし、それをしているのが、ダサいおっさんとなると、釣りの魅力が台無し
なる気がしてなりません。

 

 

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ダサいおっさんが、わざと難しそうにうんちくを語ったり、ひたすら商品のアピールをしたりしている姿は、どうしようもないくらい哀れでみすぼらしく見えます。

本気でフライフィッシングをする人を増やしたり、商品を売りたいのなら、おっさんを前面に出すことは避けるべきでしょう。
もう、おっさんに将来はないのですし、おっさんを支持する同世代のおっさん達を見方につけても、未来はないのですから。
おっさん達を待っているのは、老いと死だけであり、存在そのものがオワコンなのです。

 

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ブラッド・ピットレベルは難しいとしても、かっこよくて若い男性や美しい女性で、釣りが上手な人に商品を宣伝させて売らせた方が、今よりもフライフィッシングを始める人が増える可能性は高く、ずっと将来性がある気がします。

このことは、他のジャンルの釣りにおいても、同じように当てはまることだと思います。


その点、テレビでダイワの提供の釣り番組などを見ていると、最近は、若くてルックスの良い男性や女性が出演していることが、増えてきている気がします。
やはり大きな総合釣り具メーカーともなると、ちゃんと将来性を考えてプロモーションを行っているのかもしれませんね。