釣りにゃんだろう

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昔のルアーフィッシングやフライフィッシングは、カウンターカルチャーだったはず。

この国で、ルアーやフライの釣りというものが流行りだしたのは、1970年代だと思いますが、その時代にはエサ釣りとは違う新しい価値観を持った釣りだと考えられていたはずです。

それまでの釣りは、エサを使ってとにかく数を釣り、それを持って帰って食べるというものが主流だったことでしょう。

それに対して、ルアーやフライの釣りは、偽物を使って大きな魚を釣るまでの過程を楽しむという、違う価値観を持った新しい釣りだと、やり始めた人達は思っていたはずです。

それまでの、数や食を重視する釣りに対する、一種のカウンターカルチャーみたいなものだったかもしれません。

 

 

ルアーやフライの釣りをしている人達は、若者が多かったでしょうし、当時のこの種の釣りには、ギラギラした熱狂みたいなものがあったのではないでしょうかね。

それから、何十年と経ち、どうなったでしょうか。

今では、ルアーやフライの釣りなんて、珍しくもなんともないものです。
やっているのも、若者よりも中年や高齢者の方が多いです。

昔のような新鮮な輝きみたいなものは感じられないでしょうし、誰もが流行りの同じような釣り方をしています。

 

 

昔のように、詳しい情報が入ってこず、釣り方もよく分からない中、自分達で試行錯誤して釣ってやろうみたいな熱はありませんし、すっかり落ち着いてしまっています。

こう考えてみると、今の時代の釣りは、なんともやりがいのない冷めたものに思えてきますね。

どうせ釣りをするのだったら、黎明期と呼ばれるような、まだルアーやフライの釣りが手探りだった時代にやってみたかった気がします。

今の方が、道具は高性能になり、情報もいくらでも手に入り、魚は釣りやすくなったかもしれませんが、それに反して失われたものも沢山あるのではないでしょうか。