今年の頭あたりでしたか、我が家のキッチンの換気扇が「ギュルギュルギュルギュル!」と騒音レベルの音を出し始めてしまいました。
どこか錆びて動きが悪くなっているような音でしたので、カバーを外して適当にクレ556をぶっかけて、しばらく回してなじませると、音はピタリと止んでスムーズに回転するようになり、静寂が取り戻されたのでした。
「良かった、良かった」と安心して正月ののんびりとした生活に入ったのも束の間、2週間もしないうちに、またもの凄い音が出るようになってしまいました。
仕方なくまたクレ556を差すと音は止みましたが、またその一週間後には音が出始めてしまいました。
もういい加減、毎回カバーを外したりしてクレ556を差すのが面倒くさくなってきましたから、何か方法を変えてみようと思い、シマノのリールオイルを差してみることにしました。
それまでは、クレよりもずっと高価な物なので使うのを渋っていたのですが、何か変えなくてはならないと思い、仕方なく使ってみたのです。
するとどうでしょう、音が消え滑らか過ぎるくらいに回転するようになり、何ヵ月経っても再び音が出るようにはなっていないのです。
リールオイルおそるべしです。
大して違いが無さそうに見えるオイルでも、こんなに効果が違うことがあるのです。
たまにリールに、クレなどの安い汎用オイルやグリスを使う釣り人がいるようですが、あれはやはりあまり良いことではないでしょう。
リール専用の物とはこれだけ潤滑性に違いがあるわけですし、防錆効果もかなり違うと聞きます。
やはり、リールには、ちゃんとリール専用のメーカー製の物を使うべきだと思います。
長年リールを製造し、それに必要なオイルやグリスを研究してきただけのことは、確かにあるようです。
また、リール用のものでも小規模な会社が出している異様に高価な物がありますが、ああいった物もあまり良くないのではないかと私は思います。
そういった会社に、リールを製造するようなメーカー並に科学的にオイルやグリスを開発する設備や能力があるはずはなく、実際にはそこまで優れたものである可能性は低そうだからです。
やたら効果を高々に謳っていることがありますが、本当かどうかは分かったものではないと思います。
このように考えてみますと、やはりリールのオイルやグリスは、メーカー純正の物を使うのが、一番間違いないと言えるのではないでしょうか。