少し前に見かけた経済のニュースの中に、一人の釣り人が一年間に釣りのために使うお金は、平均5万円程度だというデータがありました。
これを聞いたら、ほとんどの釣り人は、そんなわけないだろ!と突っ込みたくなるのではないでしょうか。
釣り具を買うだけでも、5万円なんてすぐにいってしまいます。
今の時代だったら、ロッド一本とかリール一台だって、5万円を越えてしまうことが多いです。

それに加えて、釣り場まで移動するためのガソリン代や高速代、遊漁券を買ったり、遊漁船に乗ったりと、他にもいくらでもお金を使う場面がありますから、普通に釣りをしていたら、支出が年間5万円というのは絶対に無理な話です。
それでは、どうして5万円になっているのかというと、これはほんの少し釣りをするだけのような人も、釣りが趣味の人だとカウントされているからなのではないでしょうか。
毎年特に新しい釣り具も買わず、年に何回か近所の港でエサ釣りをする、みたいな人ならお金はあまり使わないでしょう。
こういった人は、海の近くの町には結構いるものですし、実際に私の知り合いにもそれくらいの頻度で釣りをする人もいましたが、買うものといったらエサくらいでしたし、移動だって家から15分も車を走らせるくらいでした。

このような超ライト層が含まれていなければ、釣り人の平均年間支出が五万円なんてことはあり得ないでしょう。
ですから、釣り具を熱心に買うような普通の釣り人というものは、この五万円という数字の分母となっている数よりはずっと少ないということでしょう。
日本の釣り人は、どんどん減少してきていて、今は510万人程度だと、こういった経済のデータでは言われていますが、実際には普通の釣り人はこんなに居ないのです。

そんな僅かな人間達に物を売り続けなくてはならないのですから、釣り具業界というものは大変な業界ですね。
これからさらに人口自体も減っていくわけですし、10年後20年後に生き残っている会社がどれだけあるのでしょうか。