昨今は釣りがプチブームです。
釣りをしたことがない親御さんが、子供が釣りをしたがっているので釣り具を買ってあげようと思うけれど、何を買ってあげれば良いのか、さっぱり分からないという人も、世の中には多少はいるのではないでしょうか。
現在の釣り具というものは、魚種や釣り方ごとに必要以上に細分化されていて、釣りをしたことがない人から見たら理解不能な世界になっていますから、このような悩みを持つ人がいるのは当然の話だと思います。
この問題に、私なりに答えを出してみるとすれば、子供に一組の釣り具を与えるとするならば、できる限り汎用性の高いものを選ぶべきだと思います。
簡単に言ってしまえば、一組の道具で様々な釣りができてしまうものということです。
それでは、具体的にどのような物が良いかと言えば、私は7~8フィートくらいのルアー用ライト~ミディアムライトクラスのスピニングタックルが良いと思います。
バスロッドでも良いですし、ソルトルアー用でも良いですが、キャスティングウェイトの上限が20グラム前後のスピニングタックルです。
いきなりバリバリに専門用語を並べてしまったので、本当に釣りの知識無しで読まれている方には申し訳けないですが、分からない言葉をちょっとググっていただければ、理解していただけるかと思います。
このクラスのスピニングタックルは、非常に汎用性が高いです。
パワーがありすぎて面白くはないかもしれませんが、小川で小物の餌釣りもできますし、大きな鯉なんかも釣れます。
もちろん川や湖や海でルアー釣りもできます。
餌木を投げたり、海の餌釣りも、サビキ釣りやちょい投げなど、様々な釣りができます。
本気を出せば、50魚種くらいの魚を釣ることは、余裕で可能だと思います。
こういった道具を持っていれば、お子さんがどんな釣りに興味を示しても、とりあえずはチャレンジできる可能性が高いですから、とても便利だと思います。
近頃は、釣り業界もあまりに道具を細分化したことを反省しているのか、「一つの竿で何でもやってしまおう」というようなセットを出しています。
このようなものも、だいたいミディアムライトクラスのルアーロッドと似たようなスペックとなっていますから、このクラスの道具は汎用性が高いのは間違いないのでしょう。
初めからこういったセットを買っても良いですし、周りに釣りに詳しい人がいれば、「これくらいのルアー用のタックルが欲しい」と言えば、リールと併せてすぐに選んでくれると思いますし、場合によっては、「要らないからあげるよ」とタダで貰えるかもしれませんよ。